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デブGの南九州クライミングライフ


ダイエットに取り組むも効果のないクライマーGの活動記録
by gabe514
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猿ヶ城渓谷遡行

暑いですね〜^_^;
あまりにも暑すぎて、体全身に汗疹なのか湿疹なのか分からないブツブツが出来てしまった。(−_−;)
「これは沢登りで治すしかないかも?」ということで、まっちゃんにお願いしたところ、土曜日にゴルジュと岩の殿堂である猿ヶ城渓谷を遡行することになった。

猿ヶ城渓谷はかつてボルダリングしによく通っていたが、沢登りとしてはもちろん今回が初めて。

内容的には鹿児島版祝子川本流みたいな感じで、長いゴルジュや登攀要素の強い滝をいかに攻略するかがカギとなりそうだ。

猿ヶ城渓谷キャンプ場に車を止め、マスヶ淵の先辺りでお神酒を捧げ、かつて打ち込んでいたボルダー課題達が灰まみれになっているのを横目に見ながら、8:30頃遡行開始した。
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猿ヶ城渓谷キャンプ場駐車場にて
まっちゃんは今年初沢です。

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安全祈願中のGとまっちゃん

ここ最近全く雨が降っていなかったせいか、水量は非常に少なく、激しい泳ぎもなかったので、今まで巻きの対象となっていた滝に存分にアタックすることが出来た。
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ゴルジュを泳ぐまっちゃん。水量が多いと突破困難そうなところも楽勝です。

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こんな感じで巨岩がゴロゴロしています。結構灰が積もり、沢の底も濁っていたな〜。(−_−;)

三姉妹滝を越えてしばらく行くと、最初の関門「はじらいの滝」が見えてきた。この滝は通常左のボルトを使って巻き気味に越えるらしいが、今回は滝の直登ラインを選択した。
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はじらいの滝全景。大釜を泳いで滝に取り付きます。

下部はシャワーを浴びながらの微妙なステミング、上部は心臓に悪いヒールフックとマントリングだったが、なんとかフリーで突破した。
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はじらいの滝の下部セクションをフリーで直登するG。スメアリングが微妙でした。

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はじらいの滝の裏側から撮影

はじらいの滝を越えると、白磁の床が見えてきた。とても素晴らしい景観だった。桜島の灰さえ積もってなければもっと綺麗なのだろう。

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大岩が連なる滝に遭遇。ここは心臓に悪いマントリングで突破した。

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マントリングで乗り越した直後のG。バランスを崩せば数m下の滝壺です(汗)

続いて出てきた段状6mは滝の流心を微妙なマントルで突破し、その上で休憩とした。
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段状6mを上から覗いた図

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休憩中のまっちゃん。ヨダレが出そうなボルダーも沢山ありました。

次なる関門である大淵と3mと7mオーバーハング滝が現れた。
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3mと7mのオーバーハング滝全景

トポによるとオーバーハング滝は直登不可となっていたので、手前の3m滝まで泳ぎ、乗り越した後、左のエイドラインを登って高巻いた。(結局これが今回唯一の高巻きとなった)
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3mをフォローするまっちゃん。

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7mオーバーハング滝拡大画像。流石にこれは直登無理かな〜。

沢に戻ると、比較的新しい崩壊現場に遭遇した。落ちて来た巨岩が沢を埋め尽くし、伏流水になっていた。長居は無用ということで、早目に通過した。
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崩壊現場全景。自然の力は恐ろしい‥‥

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落ちてきた巨岩に度肝を抜かすまっちゃん。岩が真っ白だ〜。

やがて谷はだんだん深くなり、核心のゴルジュ帯に入った。普段ならば泳ぎの連続なのだろうが、今回は水量が少なく楽勝だった。ただしボルダリング技術とエイド技術を多用しないと突破出来ない箇所がいくつもあり、非常に登攀要素の強いセクションとなった。
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CS滝をフォローするまっちゃん。ちょっとした滝もボルダリング技術がないとひと苦労します。

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核心ゴルジュ全景。奥に見える滝は心臓に悪い中間バンド状をフレンズを使って左へトラバースし、CSを乗り越し、その上のボルトラインはA0でクリアした。

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大岩が積み重なる核心ゴルジュ。正面の大岩は左からステミングで乗り越した。

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大岩をフォローするまっちゃん。

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大岩の上も微妙なセクションが立ちはだかる。ここはフレンズをかましてパワフルにエイドアップした。

そして核心ゴルジュの締めくくりとなる18mスラブ登場。
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18mスラブ全景。淵を泳いでからエイドクライミングで突破する。

ここはボルトラインに沿ってエイドクライミングとなるが、最初のボルトが朽ち果てており、ショルダーを使ってぎりぎ り次のボルトに取り付くことが出来た。
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最初のボルトがなく、ツルツルです。

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スラブをエイドアップするG。上はしっかり打ち足されているのにな〜015.gif

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スラブ壁をフォローするまっちゃん。ファイトー!

核心ゴルジュを突破すると左側に林道が見えてきた。終了点はもうすぐだ。ここからは水が少なくなり、枯滝が多くなってきたが、灰付きで滑りそうでいやらしいながらもボルダーチックな枯滝を最後まで直登していった。

そして終了ポイントとなる猿ヶ城2番小屋と橋に到着!後半ゆっくり遡ったので、ほぼ15時だった。
林道を下る途中、例の崩壊現場を通過する羽目になったが、まっちゃんがヘルメットを谷底に落としそうになるハプニングがあった。たまたま私がキャッチしたものの、谷にまた戻ることを想像したら冷汗が出た。008.gifでも何とか無事キャンプ場駐車場に到着した。

締めくくりに猿ヶ城温泉で汗を流し、帰路に就いた。まっちゃんお疲れ様でした。003.gif

アブと火山灰には閉口したものの、猿ヶ城渓谷はクライミングに心得のある人には大変魅力的な沢だと思った。

今度は県北の花崗岩地帯の沢も行きたいなー004.gif
by gabe514 | 2013-07-27 17:33
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